書籍の紹介
現代史
私は歴史の中でも現代史については最低限の知識を持つべきであると思います。
現在を生んだ直接の要因が現在史にはあります。それを、理解することが、現在を
生きるための糧となります。
現在、日本を取り巻く状況を理解するにも、日本国内で起こっている理解を
説明するにも歴史的な背景が必要となります。理解できないことは解決できません。
解決のための最初は理解できることです。
歳を重ねた人は人生の中で肌で(現代の)歴史を感じてきましたが、私と同年代、
あるいはさらに若い人にはその歴史は教科書の中にしかありません。
しかし、現代史(あるいは現在史)は、考え方や認識が様々です。
思想によって事実認識が異なることもあるでしょう。
本に書かれていることが必ずしも真実とは限りませんが、それでも本の中から
事実を見つけ出さなくてはなりません。
現代史を学ぶ一歩として以下の本をお勧めします。
「そうだったのか現代史」 池上彰著
「そうだったのか現代史2」 池上彰著
「そうだったのか日本現代史」 池上彰著
「そうだったのかアメリカ」 池上彰著
似非科学(えせかがく)
私たちの周りには「似非科学」があふれています。
つまり、科学のような体裁はとっているが、その中身は全く科学でないものです。
たとえば、「血液型によって性格に差がある」のは科学的に検証された説ではありません。
むしろ、星占いに近いものだと認識するべき事柄です。また、レミングという集団自殺する動物
の話を聞いたことがあるとすれば、それは都市伝説に属することです。
「疑似科学を信じてはいけない」という視点もありますが、「人はこうも簡単に物事を信じて
しまうのか」という面白さもあります。
疑似科学に関する書籍として以下をお勧めします。
「私たちはなぜ科学にだまされるか」 ロバート・L・パーク著
「人はなぜエセ科学に騙されるのか」 カール・セーガン著
「トンデモ超常現象99の真相」 と学会著
情報の真偽
自分の知識が、「本当」なのかを疑う機会は少ないものです。環境や健康に関し、多くの情報が
氾濫しておりますが、正しい認識を持っていますか?
「環境ホルモン」は危険という印象を持つ方は多くいると思います。しかし、環境ホルモンの人間への影響は
確認されていません。「危険」は大きく報じられ、その後の「やっぱり問題ない」はあまり報じられないので
誤解が訂正されないままの方が生じます。また、その「詳細を知らなくても平気」という無関心さが、
誤解を真実と思い込んでしまう要因です。
社会の真実を知るべき手助けとなる本として以下を勧めます。
「メディアバイアス」 松永和紀著
日本国憲法
日本に住み、日本国民を名乗る以上、「日本国憲法」の全文を何らかの形で持っているべきと
思います。憲法の解説には、解説者の主観や思想が含まれることがあります。その意味でその全文
だけが全てと思いますが、それだけではなかなか理解しにくいものです。学校で習ってはいると
思いますが、お忘れの方も多いでしょう。時に是非、読み直しておきたいものです。
私は以下の本を持っております。
「子どもにつたえる日本国憲法」
文 井上ひさし/絵 いわさきちひろ
宗教書
本末転倒な事ですが「これは」とお勧めできる書籍はありません。私の勉強不足の為です。
臨済宗の和尚さんの書いた本も沢山ありますので、読んでみて頂けたらと思います。
一応と言うことで以下を上げて上げておきます
「法句経」 友松圓諦訳
「それ迷信やで」「それ無茶やがな」 今井幹雄著
|