参議院選挙(2007/07/13)
投票率が重要と思う
7月12日に参議院選挙が公示されました。どの党が議席を獲得するのかも重要ですが、
私は投票率が上がることが一番重要と思っています。ある程度の投票率と、政治への興味が
国民に無いと、(職業)議員の好きなように国政を動かす様になってしまします。
国民は「正当に選挙された代表者を通じて行動」するわけで、議員の行動は日本国民の
行動の代行です。議員の恥は(それを選出した)国民の恥ですから、投票は慎重に
行うべきです。また、投票しない行為は「結果への信任」ですから、「選出された
議員」が自分達の代表と認めたことになります。
日本国の最優先課題
私は日本の国家財政について、危機感を持っています。予算を司る議員は、財政について
知識を持つべきです。あらゆる政策の根源には、その財源の問題が付きまといます。現在の日本は
借金を続けないと維持できない状態です。
「将来借金を返すこと」が遠い未来と勘違いしている方がいます。「子どもの世代へのツケを残す」
という表現はその勘違いの上にあります。問題は「これ以上借りれなくなった時」に表面化します。それは
あまり遠くない未来です。早ければ数年以内です。
借りるということは貸す側がいます。団塊の世代が老後のために貯蓄したお金が銀行や郵便局を経由して
国に流れています。しかし、団塊の世代の退職に伴いお金の流れが方向が逆になります。国としては、
借りたくても貸してくれる相手がいない状況です。
積みあがった債務には利払いが発生します。
1000兆円の債務残高で1%の金利上昇は10兆円です。これは現在の国の歳入における消費税分に相当します。
金利が1%上がるならば、消費税を2〜3%上げても増えた金利の支払いにもなりません。
私は現在の財政ついてきちんと説明し、対処を考える候補・政党に投票したいのですが、残念ながらそういう
メッセージは伝わってきません。
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